キャバクラの彼女が友達に

以前、私は地元のキャバクラで働いていました。
学校に通いながら働けて、普通に働くより稼げる、というそれだけの理由で、この過酷なお仕事を行ったことを、今は後悔しています。
キャバクラにいるのは自分が一番綺麗、可愛い、偉い、派手だ、美人だ、などと考えている女性が大半で、かなり息のしづらい環境でした。
私は髪も黒く、そこまでギラギラと飾り立ててはいなかったので、比較的地味目な格好でした。

そんな格好の私がお客様から指名を受けると、先輩方やギラギラとした周りが陰でネチネチとうるさかったのです。
幾度となくやめてしまおうかとも思いましたが、どうしても短期間に多額のお金が必要で、やめるわけにはいかなかったのです。
毎日続く先輩方からのイジメのようないじりに、歯を食いしばって耐える日々でした。
そんな中で出会ったのは、会社の上司に無理矢理連れて来られた、という女性のお客様でした。
私の働くキャバクラは男性客ばかりで、女性は来ても月に数える程度、といった風だったので、最初はすごく目立ちました。

彼女の最初の接待は私がしました。
女性客は固定になりにくく、先輩方が接待するのを嫌がったためです。
しかし、これが結果的には素晴らしい出会いとなりました。

話していくうちに、私と彼女は性格も趣味もよく似ていて、あっという間に意気投合したのです。
その後彼女は月に2回は私に会うためにお店に来てくれる常連客となったのです。
キャバクラをやめた今も、彼女とは普通の友人として会うことがあります。
総合的に見れば酷い職場でしたが、彼女との出会いを与えてくれて感謝しています。